MISATO KURIMUNE

 

伝統的なモノ、最先端のモノ、異文化のモノも絶妙なバランス感覚で調和できる「TOKYO」特有の感性。UNITED TOKYOが目指すのは、そのクリエーションと日本の伝統的な技術をMIXさせた「MADE IN JAPAN」のプロダクトづくり。

今回、現代美術家として活動の場を広げる栗棟 美里氏とUNITED TOKYOがコラボレーションしたアイテムが登場。自身の作品の制作スタイルや、今回のコラボレーションの印象をお聞きしました。

MISATO KURIMUNE

栗棟 美里
現代美術家|1988年兵庫県生まれ、兵庫県神戸市を拠点に活動。
2013年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程版画分野修了。写真・映像表現をベースに、時間・存在・生命・美といったものの本質を問いかける、もしくはそれらに関する想像や記憶を想起させる装置としての現代美術品の制作・発表を行います。ギャラリーや海外アートフェアでの作品発表に加え、近年ではモデルルームやレストランでのアートワーク及び空間ディレクションも手掛けるなど活動の幅を広げています。

―year|2019 制作スタイル・コンセプトについて

私は写真・映像表現を通して、時間・存在・生命・美といったものの本質を問いかけたり、それらに関する想像や記憶を想起させる装置としての現代美術品を制作しています。

大学・大学院で版画を専攻していた経緯から、作品にはレイヤー構造が多く用いられます。
特にミクストメディア*(私は写真の上から違う素材を重ねて制作します)では被写体と素材、それぞれの持つ意味や抱かれるイメージが重なり合うことで生じるストーリーやメッセージが作品のコンセプトになっています。

*ミクストメディアとは、二種類以上の素材・技法の組み合わせにより構成されたアート作品に対して用いられる語

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―シリーズ「Flash」について

作品のタイトルには、私が分類するシリーズの名称を必ず入れるようにしています。
今作の「Flash」は、鮮度のある花を撮影・プリントした紙の上から銀箔を重ねたミクストメディアです。花の刹那的な鮮美と箔の瞬間の煌めきを、カメラのフラッシュになぞらえ、生命力と時間の尊さを表現しています。

―花・ユリについて

私は被写体に花を用いることがしばしばあります。
花の形態や色香を好むという理由もありますが、一番の理由は生命・美・老いといった要素が、身近かつ縮図的に傍観出来る事にあるように思います。
私が最も関心のある要素の多くを、花は内包しています。

今作ではユリ・トルコキキョウ・カラーでブーケを作成し、撮影しました。メインとなるユリに関しては、過去にクリスティーナ・ロセッティの書いた『花の教』(上田敏 訳)という詩からインスピレーションを受けて作品に起用した経緯があり、今でもそのシンボリックな形態と存在そのものに心惹かれ、今作でも使用しました。

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―今回のコラボレーション作品の制作経緯

「花をモチーフにしたミクストメディア」というリクエストから、花の写真の上に箔を重ねたシリーズ「Flash」の新作を制作させていただきました。 元々白黒の作品を中心に制作してきた事もあって、UNITED TOKYO様のモードな世界観と、自身の作品の完成予想図は比較的早い段階で一致していました。

シリーズ「Flash」では、花の刹那的な鮮美と箔の瞬間の煌めきをカメラのフラッシュになぞらえ、生命力と時間の尊さを表現しています。
今回コラボレーションさせていただくにあたり、「流行」や「服」について想いを巡らせていたのですが、「Flash」のイメージとコンセプトは、「流行」や「服」の瞬発的かつ時代や文化を作る普遍的な力強さと、とても相性が良いように感じています。

お話をいただいた当初は、新しいモチーフや組み合わせを試すなど試作を繰り返したのですが、担当の方とのお打ち合わせを通して、最終的に一番自分らしいシンプルな表現に落とし込めたように思います。
作品の魅力をとても良い形で引き出して頂けたことが心から嬉しく、感謝の言葉もございません。

―今回の作品に対する想い

作品のタイトルは《Flash/Lily bouquet_BK》です。
従来タイトルには、私が分類するシリーズの名称と、シリーズの後ろにはモチーフの名称を入れるようにしています。

「Lily bouquet」とありますように、今回のモチーフはユリを中心としたカラー、トルコキキョウなどを組み合わせたブーケです。
作品に花を使用する際には基本的に1種類に絞って制作していたのですが、 今回は特定の花のイメージではなく、集合体として花そのもののイメージが前面に出るように、 また、シャープかつモードな印象になるように…とユリを中心としたブーケに相成りました。
制作時は季節の変わり目という事もあり、花の選定からベストな開花時期を狙っての撮影や、組み合わせて納得のいく構図になるまでの撮影には、とても時間を要しました。
また、箔を重ねる作業も納得のいく仕上がりになるまで、ベースの写真を何枚も印刷して制作を繰り返していました。

これまで制作してきた全ての作品に思い入れがありますが、 作品が完成した瞬間に涙がこぼれたのは、《Flash/Lily bouquet_BK》が初めてです。

 

UNITED TOKYO - MISATO KURIMUNE COLLABORATION

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