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日本のモノ作りに拘り、高バリューを提供し続けることを信念としているUNITED TOKYO。

今まで語り尽くせていなかった拘りを数回に渡り様々な製品に焦点を当ててご紹介していきます。

第五回は、一際寒いこの時期にぴったりの河田フェザー㈱の羽毛(ダウン)特集です。

河田フェザー社のダウンとはなんなのか、他のダウンとどのような違いがあるのかUNITED TOKYOならではのこだわりをぜひご覧ください。

 

■ダウンとフェザーの違い

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ダウンとは
綿毛のように芯が無くフワフワとしているものです。
ダウンは水鳥の胸に生えているもので陸鳥にはありません。
水鳥の大きさにも依りますが1羽の摂取量は10gと言われ大変貴重です。
ダウンは吸湿発散性に大変優れており軽くタップリと空気を含んでいます。

フェザーとは
湾曲した羽軸があります。いわゆる、皆さんが羽根と言われて想像するアレです。
これは羽軸を持っているので弾力性があり、型崩れしにくいのが特徴です。

 

ダウンとは何かをしっかり把握したうえで
河田フェザー社のダウンは一般的な他のダウンと比較し
何が異なるのかを以下で徹底的に紐解いていきましょう。

 

 

■圧倒的な技術力と洗浄力で磨き上げられた純潔なダウン

 

洗浄が不十分な羽毛(ダウン)は強い匂いを発生することがあります。
河田フェザー社のダウンは上記のようなダウンとは異なり、一言でいうとまさに『綺麗』です。
その綺麗な基準が非常に高く、品質は間違いなく世界TOPクラスであると言えます。

-河田フェザーが綺麗である秘密とその拘り-

① 環境の利点

羽毛は湿度が高い所では毛足(以下「羽枝」(うし))が閉じてしまいます。この状態では羽枝の間のホコリやアカ等の汚れが取れなくなってしまいます。
逆に、湿度が低い場所では、羽毛は羽枝を広げるのでホコリやアカが取れやすくなります。
河田フェザーの羽毛洗浄工場は、三重県多気郡明和町にあります。

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この地域は年間を通して乾燥しているので、羽毛の羽枝が開きやすいためホコリを取り除くことが可能になります。
さらに、河田フェザーは世界有数の降雨地である大台ケ原山地から流れてくる豊富な地下水を使用して洗浄しています。この水の特徴は以下の3つです。
1、純粋に近い超軟水
2、還元水である
3、表面張力が弱い

 

②世界TOPレベルの最先端技術

羽毛の表面には通常アカやホコリなどが付着しています。
これは洗浄の段階でキレイに落としておくことが必要です。

 

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河田フェザー社の羽毛(ダウン)はキレイに洗浄されています。
独自の設計で作られた羽毛洗浄ラインで
羽毛の特徴を長年の経験から理解し、独自の羽毛理論を構築。世界に類を見ない洗浄力を発揮します。

③羽毛の洗浄工程をご紹介します。

 

 

除塵機

【除塵機】
除塵機は羽毛についているホコリを取り除く機械です。
ここでできる限り脂肪分を多く含んだホコリを取り除くことにより、洗浄機で汚れを落としやすくなります。

 

【洗浄機】
除塵された羽毛は油脂分やこびり着いた汚れを洗い落とすため、羽毛用洗浄機で洗浄されます。

洗浄機


この洗浄機は、大台ケ原山地の超軟水の湧き水を使用し独自の磨き洗いを用いることにより、他社とは比較にならないほど高い洗浄能力を発揮します。

 

【乾燥機】
約150度の高温で乾燥することにより、羽毛は機械に触れるとすぐに水分が蒸発し、弾むように上へと舞い上がります。
このようにすぐ乾燥し軽くなった羽毛は宙を舞う状態になるので、濡れた羽毛が下に溜まってヤケドすることなく、羽毛に優しい乾燥をすることが可能となります。
また高温により滅菌、消臭の効果もあります。
濡れた羽毛は乾燥機の中で約150℃の高温により水分が蒸発します。このように乾燥し軽くなった羽毛は宙を舞う状態になるので羽毛に優しい乾燥をすることが可能となります。

乾燥機

 

 

【冷却除塵機】
冷却除塵機とは乾燥で高温になった羽毛の温度を冷ますとともに、目にも見えないようなホコリまで取り除く機械です。
乾燥後には洗浄では取れないホコリなどを徹底的に取り除くことができるため必要な工程となります。

 

【選別機】
選別機とは風でダウンとフェザーを分ける機械です。

選別機

 

軽いダウンは風で上まで飛ばされて次々と奥の部屋へ飛ばされ、重いフェザーは途中で落ちて手前の部屋で回収されるので、1つの原料を様々な品質の羽毛に分けることができます。
、除塵等で除去できなかった大きな雑物も除去することもできます。



③ 貪欲な品質管理

河田フェザーで扱われている羽毛(ダウン)は全ロット様々な厳しい試験を受け、詳細に分類され、徹底的に品質を管理されています。この貪欲なまでの品質管理への取り組みにより、お客様の求めるあらゆる種類の羽毛供給を可能にしています。

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清浄度検査、組成混合率試験、かさ高性試験、油脂分率試験等の様々な試験を一般の合格基準に比べさらに厳しい基準を設け、検査しています。


このように河田フェザー社のダウンは精製過程と品質管理にこだわり精製されています。

700フィルパワーの羽毛を使用した高品質ダウン

 


河田フェザー社では長期飼育の水鳥から採れた羽毛のみを使用しています。飼育期間が長いほど、成熟し、品質は良くなります。高品質な長期飼育の水鳥は世界的にとても希少です。このように原材料にもこだわり、国内で丁寧に洗浄・精製された羽毛を「KWP」と「真羽毛」という独自のブランドとして提供しています。

ダック画像

 

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フィルパワーとは・・・
羽毛1オンス(28.4g)のダウンをシリンダー内に入れ、一定荷重を掛けた時の膨らみ度合いを立法インチ(2.54cm立法)で示します。
700フィルパワーとは、1オンスの羽毛が700立方インチの体積に膨らんでいることになります。
フィルパワーの数値が大きいほど空気を多く含んでおり、大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れ、暖かく良質なダウンといえます。
一般的に、500フィルパワー以下は低品質ダウンであり、600~700フィルパワーが良質ダウン、700フィルパワー以上は高品質ダウンといわれています。
フィルパワーが大きいと、同じかさ高さ(容積)のダウンが、少ない量のダウンで作ることができるため、軽いウェアとなります。

 

 

さてここまでは主に羽毛(ダウン)について深く掘り下げてきましたが、UNITED TOKYOのダウンジャケットは他にも拘りがあります。上質なダウンが挿入されたジャケットだからこそ長持ちさせたいですよね。

ダウンの毛抜けはどんなダウンジャケットにも付いて回る大きな問題です。そんな毛抜けを最小にする為に縫製も高度な技術を持っている日本の工場に依頼しています。made in JAPANを追求し縫製にも拘りました。

 

 

フィラメント糸を縫製糸として使用

―ダウンの毛抜けの防止―


通常縫い糸は繊維のタイプによって、「フィラメント糸」と「スパン糸」の大きく2種類に分けられます。


フィラメント糸
長繊維(フィラメント)糸とは長く連続した繊維のこと。原料となる1本の長繊維はごく細いので、縫い糸にするには何本か束ねて適当な太さにして「撚り(より)」をかけ安定させます。フィラメント糸の特徴は光沢があり美しく、なめらかで細くて丈夫な点です。

スパン糸
原料となる短繊維は通常38mm~100mmの長さのため、縫い糸にするにはこれを何本か並べて、束ねながら長い糸状にします。これを「紡ぎ=紡績」といいます。できた単糸を2~3本合わせて撚りをかけて適当な太さにして安定させます。
スパン糸の特徴は毛羽がありソフトな風合いで、布なじみがよい点です。

 

羽毛の毛抜けはダウン製品が抱える重大な問題です。毛抜けの原因は多数存在しますが、主な原因は縫い目の針穴から羽毛が突き抜け出てきてしまうことが挙げられます。
フィラメント糸はスパン糸に比べ細くても丈夫である為、縫製の際の針も通常より細いものを使用することで針穴を縮小することが可能である為、羽毛(ダウン)の毛抜けを防ぐことができるのです。

 

 

 

 

UNITED TOKYOの河田フェザー社のダウンアイテム


撥水シルクダウン(406454001)

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表地は緯にシルク糸、経にポリエステル糸を使用することで上質な質感と高級感、ハリ感を共存させています。

シルク特有の高級感のある光沢が独特な色気を演出します。
デザインはフードタイプでドローコードなどスポーティーな要素を取り入れつつ、ステッチを極力抑え、付属のシルバーをアクセントにしてモードな仕上りに。
裾と袖口には防寒性を高めるためゴムが入っていますが裏面にのみギャザーを寄せ、表側はシンプルな仕上がりとなっています。
カジュアルな合わせはもちろんですが、スラックスなどでキレイめに合わせるスタイリングもおすすめ。

 


ハイカウントウールダウン(406458001)

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表地はポリウレタンなどのストレッチ糸を入れずに、日本の技術の粋を集め加工のみで2WAYストレッチを実現した画期的な素材を使用しています。
ウール100%ならではの膨らみと柔らかさ、そして生地仕上げの最後に艶加工を加えることで高級感を出しています。
デザインは撥水シルクダウンと同様ですが生地のカラーリングが鮮やかなので暗くなりがちな秋冬のコーディネートのアクセントになります。


DICROS DNA Lightインナーダウン(406354009)

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表地は福井県坂井市で昭和23年に創業された第一織物株式会社のDICROS DNA Lightを使用しています。
20デニールの超極細ナイロン糸を丁寧に時間をかけて織ることで、高密度に仕上がりダウン抜けが殆ど発生しないようになっています。
この素材を裏地にも使用し吹き出し防止の為のダウンパック(ダウンを包装した内袋)が必要なく、非常に軽量な仕上がりになっています。
上品な光沢感が有り、鮮やかな発色性は高級感に溢れ、世界的なアウトドアブランドや欧州の有名ダウンブランドでも毎年採用されています。
デザインは浅めのVネックにすることで単品ブルゾンとしても使いやすく、アウターの下のレイヤードアイテムとしても取り入れやすいアイテムになっています。
前述の通り非常に軽量で薄手の仕上がりなのでコートのライナー代わりとしてもおすすめです。

 

 

いかがでしたでしょうか。生産されている裏側を知ることで、普段何気なく身に着けている様々な洋服が少しずつ異なって見えてくるのではないでしょうか。モノの選び方が変わるはずです。UNITED TOKYOはこれからもお客様の価値観を変える程の”衝撃”と”感動”を与え続けられるように進化し続けていきます。

 

 

 

 

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