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モノ作りに拘り、ハイバリューを提供し続けることを信念としているUNITED TOKYO。今まで語り尽くせていなかった拘りを数回に渡り様々な製品に焦点を当てて、細部までご紹介していきます。第一回となる今回は、今シーズン豊富なラインナップでお届けしているMENSレザージャケット。革から附属類まで詰まった拘りを是非御覧ください。

 

■皮を革に

動物の皮は古代より人間の衣服として使われてきました。
皮はそのままでは腐ったり固くなって柔軟性を失ってしまいます。
これらを防ぐために工夫を重ね、樹液や金属を使ってこの欠点を取り除く方法を編み出してきました。
これを「鞣し(なめし)」と言います。
一般的に鞣していない状態を「皮」と呼び、鞣したものを「革」と呼びます。
鞣しの方法で現在使われているのは主に2種類あります。
-クロム鞣し-
鞣し剤に塩基性硫酸クロム塩を使用します。
柔軟性と弾力が出て耐熱性に優れているのが特徴です。
植物タンニン革に比べ、鞣し剤の結合量が少ないので軽く、吸湿性も大きくなります。
この鞣しが現在最もポピュラー方法です。
-タンニン鞣し-
鞣し剤に植物から抽出したタンニンを使用します。
主に使われているのはミモザ、ケブラチヨ、チェスナットでこれを単独で使用したり、混合して使用します。
クロム鞣しに比べ伸縮性が小さく、堅牢な仕上がりになります。
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UNITED TOKYOのレザーではクロム鞣しをした後にハリとコシを出すためにタンニン鞣しを施しています。これにより革の表面が綺麗で、身体に馴染みやすくなるとともにしっかりとした質感を出しています。

 

■ラムレザー・カウレザー

UNITED TOKYOのラムレザーとカウレザーには皮が革になるための加工の最終段階でアニリン染料を使ったアニリン仕上げを行っています。この仕上げは原皮の銀面(表側)の模様を効果的に浮き出し、透明に仕上げされるので、原皮そのものの良し悪しがストレートに出るのが特徴です。多くの革製品は顔料という塗料で皮表面に色を付け、ペンキを塗るように革本来の滑らかさや表面の傷等を隠してしまっているものがありますが、この革は水性の塗料を使用し顔料を一切使用していないので、革本来の特性を存分に活かしています。必然的にキズの少ない、キメの細かい革にしか使用できず、深い自然な発色になり、革そのものの上質さの証明になります。
その分、良い革を厳選しなければ傷等が分かりやすくなってしまいますので、妥協する事なく素材一つ一つから選んで使用しています。また、革本来のしなやかさ風合いが残るので着込む毎にエイジングされ自分だけの1着に仕上がっていきます。

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■インペルサレザーシリーズ

世界三大タンナーの一つとして知られるスペインのInpelsa(インペルサ)社のレザーを使用したスペシャルアイテムをラインナップ。インペルサ社のレザーはクオリティ、希少価値共に最高の製品を作り出しているタンナーです。主にイタリアをはじめとした海外輸出が大半を締め、世界のそうそうたる、ビッグブランドに革を提供しています。使用している革はスペインのカタロニア地方で良好な気候の中、屋内で飼育された傷やダメージが少ない環境で育てられた羊『エントレフィーノ種』の原皮を使用しています。大変きめが細かく、上質な羊皮で世界的に評価と知名度の高い革として重用されています。表面(銀面)が非常にきめ細かい仕上がりなので、染色後、カバ―する意味でのスプレー(ピグメント)加工を殆ど施す必要がなく、ラグジュアリーな雰囲気に仕上がります。指でこすると、キュキュと鳴り、これはきめ細かさ と原皮の上質感を表す証です。

 

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■This Item is Made in CHIBA

縫製は千葉県にある工場で行っています。
この工場は、レザー専用の機械と日本のドメスティックブランドのレザーを20年以上生産してきた熟練の職人チームを招き入れ、今年からスタートしたUNITED TOKYO専属のレザー工場です。
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海外生産と違い、日本では毎週何千枚と大量生産はできません。現状では、毎週100枚生産するのがぎりぎりです。さらに、熟練の職人が最終工程ですべての商品を検品し、一点ずつ最終加工(オイルをつける等)を行い、最高の状態で出荷できるようにしています。

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■ファスナー

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UNITED TOKYO製品のファスナーに付いているスライダーヘッド(引き手)は全てオリジナル。
サイズ、上品な光沢感を出すメッキの仕上がりを何度も検討を重ね、福島県の老舗工場で生産しています。
シルバーにホールがあるミニマルなデザインで、UNITED TOKYOの世界観、イメージを形作っています。
通常表面に配することが多いブランドロゴも側面に入れることで洋服の雰囲気をまとめるのに一役を買っています。
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インペルサレザーシリーズに使われているファスナーにも拘りが詰まっています。
こちらのシリーズでは1983年創立のイタリアのファスナーメーカー『RACCAGNI CHIUSURE LAMPO社』のファスナーを使用。
RACCAGNI(ラッカー二)のファスナーはヨーロッパのメゾンハイブランドに数多く採用されてきた実績があります。
特徴は何と言ってもメッキの美しさと上品なデザイン。
通常のファスナーに比べて数倍の価格になってしまいますが、特別なインペルサシリーズにふさわしい品格と色気を醸し出しています。

 

■裏地

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加工レザーシリーズを除く全てのMENSレザーは裏地にキュプラを使用しています。
キュプラは綿花を採取した後の実の周りのうぶ毛を再生した天然原料の繊維です。
本来キュプラとは「銅」を意味する単語ですがその由来は製造方法にあります。
酸化銅アンモニア溶液を使って原料を溶かし精製する銅アンモニア法という製法によって製造されているので、こう名づけられました。
キュプラ第一の特徴は吸放湿性。
人間の体からは、一日に600cc(コップ約4杯分)の「気体の汗」が放出されています。
キュプラは「気体の汗」を吸ったり吐いたりする機能「吸放湿性能」に優れ、衣服内のムレやベタつきを防いでくれます。
特にレザー製品では湿気がこもりカビの原因にもなってしまうため、ポリエステル裏地よりもキュプラを使うのが適していると言えます。
第二の特徴は制電性。
キュプラ裏地は、糸一本一本の中に、多くの水分を取り込む事が出来るので衣服の摩擦によって発生した静電気を素早く空気中に逃がしてくれます。これによってまとわりつきが起こりにくく、袖通りもスムーズです。
また、天然素材を使用しているので肌への刺激が小さい事も特徴の一つです。
UNITED TOKYOのキュプラ裏地は通常扱われるキュプラよりも厚手の高級素材を使用しています。
東京のストリートシーンとUNITED TOKYOのレザージャケットが融合したスペシャルLOOK『LEATHE IN TOKYO STREET』も公開。こちらも是非ご覧下さい。

 

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